12の島と2つの港で繰り広げられている「瀬戸内国際芸術祭2016」も残すところ10月8日(土)から開催される秋会期のみとなりました。夏会期までメイン舞台だった東の島々に、本島・高見島・粟島・伊吹島の西の島々も加わり、ますます面白くなっていきます。ここから加わる西の島々の作品の中から、注目を集めているものや気になるものをご紹介させていただきます。
本島(ほんじま)では5色に染めた漁網を漁師や島の人と編んだ「そらあみ<島巡り>」が空に向かって波打ち際にそびえ立ちます。春会期に沙弥島(しゃみじま)で展示されていた漁網と本島で作られたものがつなぎあわされ、刻一刻と変化する海の様子を網越しに眺めることができる海との調和が美しい作品です。
粟島(あわじま)では使われなくなった郵便局を一部改装した「漂流郵便局」が開局。宛先の分からない故人や昔の恋人、未来の子供たちへ・・・届かない想いを受け止めてくれる素敵な郵便局です。訪問者はそれらの手紙を読むことができ、自分宛の手紙だと感じれば、持って帰ることのできる仕組みになっています。
伊吹島(いぶきじま)では旧伊吹小学校で展示されている「沈まぬ船」に圧倒されます。漁網や浮きなどの漁道具や生活用品を素材に、魚の群れや海の中をイメージした立体作品で、とりわけ島の人たちや小中学生らが携わった作品を彩る約6万個あるカラフルな浮きは圧巻です。
作品総数206点にもおよぶ瀬戸内国際芸術祭のアート群。
琴平花壇では開催期間中、特別プランをご用意しておりますので
アート巡りの拠点に是非ご利用くださいませ。
【Art Trip】瀬戸内国際芸術祭2016&アート巡り
≪瀬戸内国際芸術祭2016 秋会期≫
■期 間:10月8日(土)〜11月6日(日)の30日間
■問合せ:瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 TEL:087-813-0853
■公式HP:
http://setouchi-artfest.jp/