11月に開催が決定していた「坂東玉三郎特別公演」の公演発表が先日、琴平町役場で行われました。
秋の開催は四国こんぴら歌舞伎大芝居としては、2006年の中村勘三郎さん襲名披露以来、6年ぶり4度目となります。
秋の公演は、「歌舞伎の町」を盛り上げようと以前から関係先に働きかけていたのですが、昨年の夏ごろから具体的に玉三郎さんに交渉を進めていて、今回の実現となりました。
今回の公演は春の公演とは異なり各日1回、2部構成で、午後3時に開演となっています。
第1部は三味線や琴の音色に合わせ、玉三郎さんが地唄「雪」と「鐘ヶ岬」を舞います。
仏門に入った芸妓が恋人の思い出を回想する「雪」では、ライトに照らされる中、白い着物姿で優美に踊り、「鐘ヶ岬」では桜の花が舞い散る中、衣装の引き抜きを行うなど華やかな舞台になりそうです。
第2部は、玉三郎さんが約10年前から演出を手がけ、現在、芸術監督も努める新潟の和太鼓集団・鼓童(こどう)の勇壮な演奏に合わせ、創作舞踏「いぶき」の初演を行います。
玉三郎さんが自信を持って手掛けてきた地唄に、30年以上の歴史を誇る国際的な和太鼓集団・鼓童と共演する新作と今から、とても楽しみです。
≪坂東玉三郎特別公演≫
開催期間 平成24年11月1日(木)〜11日(日)千穐楽
開園時間 午後3時
第一部 地唄二題
一、雪
二、鐘ヶ岬
第二部 坂東玉三郎 × 鼓鐘
三、いぶき
問合せ先
『四国こんぴら歌舞伎大芝居』事務局
香川県仲多度郡琴平町榎井817-10 琴平町役場内
TEL:0877-75-6714
【こんぴら歌舞伎オフィシャルサイト】
現存する日本最古の芝居小屋・旧金毘羅大芝居(金丸座)